好きなものをなんでもダウンロードしたくなる私と似たようなタイプの方はいませんか。好きなオフラインゲームやアニメ、映画、ドラマ、気に入る写真や音楽、どれも手放せないくらい大事なものばかりです。しかしパソコン、特にMacの容量はかなり限られています。定期的に整理しないとすぐいっぱになってしまい、不安になることはありませんか。容量を拡張する方法はないわけではないものの、デバイスによって制限が多いとか、費用が高いとか、とにかくいろいろ面倒なとこはあります。クラウドサービスなどの手もありますが、ただ保存しておきたいだけで、別に頻繁にチックするものでもないのに、毎月料金を払わなければいけないというのも少し抵抗があるとは思いませんか。
そこで、Macにすべてのコンテンツを保存する代わりに、DVDを作成するという方法もおすすめです。DVDにコンテンツを焼いておけば、DVDプレーヤーやテレビで気軽に再生でき、Macのストレージを圧迫する心配も軽減できます。さらに、物理的に手元に残る安心感も得られますよね。ただし、DVDオーサリングを使いこなすには少しコツがいることもあります。そこで今回は、初心者でも扱いやすいmac オーサリングソフトの中から、特におすすめのものをご紹介します。多彩なコンテンツをスムーズにまとめられるmac dvd オーサリングツールとしても使えるので、ぜひ参考にしてみてください。
初心者の方に対し、DVDに焼く前に伝えなくてはならないことはもう一つあります。それは、保存方法にも両種類があるということです。
分かりやすく説明すると、一つはお好みのコンテンツを元のままのフォーマットで保存する方法、例えばMP4をCDに焼いたけど、フォーマットはMP4そのままで、ただCDを保存手段として、DVDプレーヤーでは再生することはできません。
もう一つはオリジナルのフォーマットをDVDプレーヤーで再生できるように変換した方法です。
具体的な違いについては、以下の表をご参照ください。
項目 | 標準DVD形式(おすすめ) | データDVD(MP4のまま保存) |
---|---|---|
再生互換性 | ✅ ほとんどのDVDプレーヤーで再生可能 | ⚠ 一部のパソコンや機器でのみ再生可能 |
視聴体験 | ✅ メニューやチャプター、字幕などに対応 | ❌ 単なるファイル再生のみ |
プレゼント・保存 | ✅ 正式なギフトや思い出の保存に最適 | ❌ 簡易的なバックアップ用途向け |
変換の必要 | 必要(DVD作成ソフトを使用) | 不要(そのまま書き込み可能) |
ファイル形式 | .VOB / .IFO などのDVD-Video形式に変換 | 元の .mp4 形式のまま保存 |
上記の内容をご理解いただいた上で、今回はMac用オーサリングソフトについてご紹介いたします。
#1 Cisdem DVD Burner(対応OS:Mac/Windows)
いろんなMac用オーサリングソフトをテストした結果、Cisdem DVD Burnerはビデオを一流な腕前でDVDディスクに焼いてくれる、Mac用のナンバーワンのDVDオーサリングソフトウェアであると思われます。Cisdem DVD Burnerには便利で面白い機能が数多く搭載されており、素晴らしいユーザー体験を提供してくれます。さらに、あらゆる動画を字幕、メニュー、BGM付きでDVDに焼いてくれる全面的なツールでもあります。
インターネットからダウンロードした動画ファイル、ビデオカメラで録画した動画ファイル、iPhone、iPad、iTunesにある動画ファイルなど、すべてのSD/HD動画をMacでDVDオーサリング実行できます。ソフトに追加された動画を編集することもできます。そして、DVD書き込みウィンドウで、出力するDVDの設定も調整できます。
お気に入りの動画をMacのDVDオーサリングソフトCisdem DVD Burnerに入れて、複数ファイルの場合も一つのDVDに焼くことができます。それから、ファイルを追加する方法も3種類あり、お好みに合わせて選択可能です。
すべてのビデオファイルを追加完了後、ビデオの編集作業に入ります。
動画のサムネイルの下のをクリックして、動画編集ウィンドウに入ります。ビデオのトリミング、クロップ、回転、特殊効果の作成、ウォーターマークの追加、チャプター分け、SRTまたはASS字幕の追加など、ビデオの効果を微調整することができます。
このMac用DVDオーサリングソフトにはDVDメニュー作成機能が搭載されていますので、動画の編集が終わったら、DVDメニューを作りましょう。
「メニュー」タブをクリックして、メニュー設計ウィンドウに移動します。そして、テンプレートとボタンのスタイルを選択します。
さらに、タイトルとメニューボタンにラベルを追加したり、文字のフォント、サイズ、カラーを変更したり、ローカルフォルダからお気に入りの曲をBGMとしてインポートしたりすることができます。
ヒント:タブをクリックすれば編集後の動画をプレビューできます。自分の作品を確認し、何か足りないことがあれば、簡単に戻って修正することができます。
空のDVDを光学ドライブに挿入します。
ボタンをクリックして、動画をDVDディスク/DVDフォルダ/ISOファイルのどれに焼くかを選択します。ディスクに名前を付けて、DVDの設定を調整して、出力するDVDの視聴体験を向上させます。
最後に、「書き込む」ボタンをクリックして、DVDオーサリングソフトを使ってMacでDVDを書き込みましょう。ここで注意することは一つあります。もしDVDを入れても、検索結果が出ない場合は、遅延の可能性が考えられますので、そういう時は、ここの最新情報を更新するボタンを押せば解決できます。
#2 DVDStyler(対応OS:Windows、Linux、Mac)
DVDStylerは、クロスプラットフォームで利用可能なDVDオーサリングソフトです。複数の動画ファイルをディスクに書き込めますし、テンプレートやボタンを使って簡単なDVDメニューを作成することもできます。また、お気に入りの画像ファイルをソフトに追加して、背景画像と設定することもできます。
割と全面的な機能を備えていますが、DVDオーサリングフリーソフトとして、他のMac用DVD作成ソフトに比べてそれなりに欠点もあります。100%無劣化でDVDを作成することや高速に動作することはできません。
#3 Express Burn(対応OS:Windows、Mac)
Express Burnは、オーディオ、ビデオ、データをDVDに書き込むためのDVDオーサリングソフトで、無料版(制限あり)を提供しています。オーディオ、ビデオ、データをDVDに作成することはできますが、ファイルの読み込みが遅く、ビデオ編集や出力するDVDの設定などの高度な機能はありません。ファイルを追加して焼くということだけのシンプルなDVDオーサリングソフトです。
このMac用DVDオーサリングソフトには、3つのProバージョンがあります。オーサリング機能のある「Express Burn Plus CD + DVD Authoring」バージョンの割引価格が$24.49となっています。ビデオやオーディオを編集するためには、「WavPad Sound Editor」($26.25)または「VideoPad Video Editor」($26.25)を追加で購入する必要があります。
#4 4Media DVD Creator(対応OS:Mac)
4Media DVD Creatorは、ビデオファイルからDVDを作成するための優れたMac用DVDオーサリングソフトです。数多くの編集ツールをサポートしていて、高度なアルゴリズムによる高い出力品質を得ることができます。しかし、まだいくつかのバグが存在しているため、MacでのDVDオーサリングが失敗する可能性があります。
#5 Apple DVD Studio Pro(対応OS:Mac OS X 10.5またそれ以前)
Apple DVD Studio ProはよくできたMac用DVDオーサリングソフトです。様々な要素やトランジション効果を使ってDVDメニューを作成することができます。しかし、このソフトは2011年6月に販売終了となり、古いMac OSでしかインストールできない状況です。iDVDと同じように、Mojave、Catalina、Big SurなどのMac OSと互換性がありません。
DVDオーサリングとは、DVD書き込みと同じもので、DVDビデオを作成する作業のことです。DVDプレーヤーやその他のストリーミングデバイスで視聴できるように、DVDオーサリングソフト使って、ビデオをDVDに焼く必要があります。
しかし、ほとんどのDVDオーサリングソフト、特にMacでは、ビデオDVDにしか対応しておらず、オーディオDVDディスクのオーサリングを行うことはできません。
ブルーレイまたはブルーレイディスク(BD)は、HD(720pおよび1080p)または4K(3840×2160ピクセル)の解像度で数時間もの動画を保存できるHDディスクフォーマットです。ブルーレイは通常DVDと比べ、もっと高品質な動画の保存に対応できます。ブルーレイをDVDに焼くには、一般的なソフトではなく、ブルーレイDVDオーサリングソフトを使う必要があります。しかし、Blu-ray用DVDオーサリングソフトはもっと高価です。
MacでDVDをオーサリングする方法はさまざまですが、自分のニーズやスキルに合ったソフトを選ぶことが、作業をスムーズに進めるための第一歩です。市販ソフトは機能性や安定性に優れている一方で、無料ソフトでも十分に高品質なDVDを作成できるものも存在します。画質やメニューの編集機能、対応形式、出力スピードなど、何を重視するかによって選ぶべきツールも変わってきます。
今回ご紹介したソフトは、初心者にも扱いやすく、かつプロ仕様の機能も備えているものを中心に選びました。まずは気になるソフトをいくつか試してみて、自分のスタイルに合ったものを見つけてください。大切な思い出や映像作品をDVDに残すというのは、今でも価値のある作業です。この記事があなたのDVD作成の一助となれば幸いです。
本を読み、自分の感想を記録するのは鈴木の趣味です。そのため、Cisdemの編集者になるのは彼女に向いています。PDFの編集・変換方法についての文章を書くことに没頭しています。